2020年09月28日
STIPPLING g19 gen3 saa(3)

当blogを御覧頂き誠にありがとうございます。
g19の続きの加工を紹介させて頂きます。
今回は半田ごての出番となります。

ホームセンターで売っている千円以下の半田ごてとパワーコントローラーを使っています。
出力が強すぎるとフレームにダメージがあるため
弱めの物を使っています。

真鍮ブラシを大きめの木材にクランプで挟み込んだ物です。
小手先を片手で汚れを落とす為に使います。
溶けたフレームが小手先についたまま加工をすると、tanのフレームの場合焦げで汚れた様に見えてしまいます。
またバリや突起物がSTIPPLINGに出来ることでグリップ感の悪いSTIPPLINGになるため頻繁に小手先から溶けたフレームを落とす必要があるため安定感のある固定された真鍮ブラシは必須となります。






4ミリのアルミ丸棒から小手先を作ります。今回はエリートキャリーと言うテクスチャを行いたいと思います。
丸棒を正方形に削り込み、精密ヤスリ三角でバツを刻みます。
失敗したフレームを使いテクスチャを落として小手先の調子を見ています。
焦げない温度、小手先が程良いSTIPPLINGを行える様に微調整しています。
この作業でエリートキャリーの場合出来が決まります。

マスキングしてSTIPPLINGしています。
バツ印の線が繋がるように自分はSTIPPLINGしています。
バツの部分が滑り止めになる状態がベストなSTIPPLINGです。
正方形状に溶け出したフレームがバリを作ったり、小手先についたフレームの汚れで突起物やバリが出来る状態は悪いSTIPPLINGと言えます。
STIPPLINGは滑り止めであると同時に、使い手の掌の中で思った通りに滑らせる事が出来るのが理想の形です。
不揃いなSTIPPLINGは滑り止めとしての効果はあっても、掌の中で滑らせる事が出来ないために失格と言えます。
小手先の調整、温度、力加減で出来が決まるため
御注意下さい。



STIPPLING終了しました。
今回のカスタムは1911で言うグリップセフティ部分までSTIPPLINGしています。
この部分が滑らかでないと違和感を感じ、ストレスを感じていたのですが、滑り止めと同時に掌の中で滑らせるSTIPPLINGが出来る様になってからは射撃の際の銃のブレを格段に抑える事が出来るようになり、今では欠かす事の出来ないカスタムになっています。

今回はbomberのサイトを取り付けたいと思います。








完成致しました。
トリジコンのHDサイトは太陽光下、夜間、雨天時にも使えるベストなサイトだと思います。
確実なマガジンエジェクトが出来る様に挿入口をカットし、トリガーガード側面を削り込むことでノーマルトリガーの作動性を向上させ、ベストなCCWとしてのグロックを作れたと思います。
g19のSTIPPLINGは今回で終了となります。
補足ですが、エリートキャリーのSTIPPLINGはbucketのSTIPPLINGより滑り止めの効果が強く、掌の中で滑らせる事が難しい物となっています。
STIPPLINGは模様の違いでグリップ感がかなり変わってしまうため、奥深さを感じると共に、自分の思った通りに行かない難しさを感じております。
これからも色々と試して行き記事にして行こうと考えております。
当blogを御覧頂き誠にありがとうございました。
それではこの辺で失礼致します。
皆さまのカスタムに役立つことが出来たなら幸いです。
Posted by 拳銃墓場 at
22:00
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