スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2023年09月02日

亜鉛にセスキ炭酸ソーダでメッキ



以前の亜鉛への重曹メッキをセスキ炭酸ソーダに変更してメッキをしてみました。
セスキ炭酸ソーダはph9.8、亜鉛はph10で溶けるので半ば無理を覚悟しての実験です。







セスキ炭酸ソーダでの銅メッキは5時間ほど、その後セスキ炭酸ソーダでのニッケルメッキを5時間ほど、銀色の輝きはなく白カビのようで失敗と思い、セスキ炭酸ソーダでのニッケルメッキは難しいと判断し、サンポールの塩酸ニッケルメッキに切り替える(この時点で失敗と判断し画像の保存を怠る)、diyニッケルメッキは即座に変化が見えない為、就寝時に放置し5時間ほどメッキをする。






朝確認すると挽きたてのコーヒー豆にお湯を注いだ時のように、腐食し溶解したニッケルが盛り上がりプラス極のメッキされたクリップと接触して、おそらくニッケル鉄メッキとなっている。
亜鉛はサンポールメッキでボロボロになるのを見てきたため、銅メッキでコートされていても溶けると考えていたら真っ黒なメッキになっておりました。


補足サンポールメッキはサンポールの成分に洗剤に相当する物が含まれているため、メッキ時の発生する泡を対象物から剥がす力が働くため放置しても安定してメッキが出来ます、それと逆に重曹メッキ、セスキ炭酸ソーダメッキは対象物に泡が張り付き(ピンホール)、その部分にメッキが掛からなくなるため、10分毎にメッキ中の部品を人力で動かしてあげる必要があります。
今回はセスキ炭酸ソーダでのメッキの際、超音波洗浄機(洗濯機)を投入し振動で泡を除去しました。



補足2最初のセスキ炭酸ソーダでの銅メッキは最初に高いvでメッキし、その後3vでメッキしました。高いvは荒れたメッキになるデメリットがあるそうですが、食い付きが強いため、ストライクメッキと呼ばれ今回それに習ってみました。

補足3鉄成分が入った事で数日後、サビが発生しました。本来のメッキの用途は錆を抑えることで対象物の保護をする事が目的であるのですが、モデルガン、エアガンでは使い古された鉄製の質感を再現する点にメリットがあるため、あえて鉄を含んだメッキをするのもありかもしれません。  

Posted by 拳銃墓場 at 17:39Comments(0)plating

2023年03月08日

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤








昇降圧コンバータ mdskgang amazonで二個セット千円の物を購入 usb接続で電池の充電が不要。
直流のためメッキの電源に利用でき、作業が楽になりました。
Vボルトの調整が出来て電池より調整の幅が増え、9Vで亜鉛に対し銅のストライクメッキが可能になりました。
電池の場合単1電池一個が1.5Vなので直列で六個、千円を超える電池代が昇降圧コンバータのお陰で低く抑えることが出来ました。

使用した際の癖として注意すべき点がありました。
1 電気が流れる状態(メッキの+マイナスにクリップを噛ませた状態)で9V設定(高いボルト設定)でpowerのスイッチを入れると液晶画面がoffからボルトの表記に切り替わらず電気が流れていない状態になる

この状態ではいくら基板のpowerをonにしても電気が流れずメッキができない。

対策 クリップを噛ませていない状態で基板のpowerをonにして、数字表記(V数)を0に近い低いボルト数にして、その後クリップを噛ませる。
調節ダイヤルを回して高いボルト数にするることでメッキが出来るようになります。

高いボルト数の時に電気の流れが変わると機械的にoffになるようです。
メッキ中に菜箸でクルクル亜鉛を動かす分にはoffにはならないのですが、マイナス側のステンレスのかすあげを液体から引き上げて再度液体に戻した際に高いボルト数だと確実にoffになります。

これに気付かず亜鉛の成分をメッキ液に溶かし込んでしまい、銅メッキ液でスラッジ煤黒ずみが発生して、研磨したシャーシを駄目にしてしまいました。
スチールブラシでスラッジを落として何度か試行錯誤して癖が掴めたのですがシャーシは傷だらけになっています。

メッキ液に亜鉛を溶け込ませると黒ずみの原因となるだけではなく、黒ずみはメッキ物(亜鉛)との間に電池を作り対象を腐食していくようです。

昇降圧コンバータの動作の癖が掴めず、メッキが掛からない、電気の流れていない状態でメッキ液にシャーシをつけ込むことで、亜鉛の溶け込んだ最悪のメッキ液を作ってしまいました。

亜鉛への銅メッキの際に黒ずみが酷い場合、亜鉛が溶け込んでいるため、メッキ液を新しく変える必要があります。

注 上の青いメッキ液の画像は重曹水を使った銅メッキです







ニッケルリボンを+とマイナスに配置して二時間重曹水に電気を流してメッキ液にニッケルを溶け込ませる。
ニッケルのリボンとスズ99%のはんだをプラスに配置して、重曹水で銅メッキ後のシャーシにメッキをしてみました。

ニッケルが7にスズが3の割合で黒ニッケルになるとの事で試してみました。
+側のニッケルとスズの重さ7:3にしましたが、流れる電流が7:3ではないかとの疑問も持ちながらも黒くメッキができました。
ブルーイングの代替としてハイキャパ1911のグリップセーフティ、メインスプリングハウジングの黒染めにも使えそうな色合いです。


  

Posted by 拳銃墓場 at 11:45Comments(0)plating

2023年01月05日

DIY銅メッキを亜鉛に行うことに成功 サンポールを重曹水に変えただけ

サンポールメッキを重曹水メッキに変えて見た所、亜鉛に銅メッキが出来ました。

サンポールの酸性を重曹水のアルカリ性に変更したDIYメッキです。

400mlの水道水にたばこケースサイズの漬物、料理用の重曹を溶かした物で、やり方はサンポールメッキと変わりません。
単3電池4本で電気を流しました。

プラスに銅板を配置して、マイナスにメッキを行う物を配置します。
アルカリ性だからといってサンポールメッキと逆転はしません。



今回の重曹水メッキを行う参考になった動画です。

YouTube
サンポールメッキ、やるならピカピカ長持ち「ニッケルメッキ」をやってみよう!

銅メッキ、ニッケルメッキに掛かる時間、廃液処理がとても参考になります。

YouTube
【レストア再生】腐ったモデルガンを金メッキで復活させます

亜鉛部品を最初に酸性メッキではなく、アルカリ性の青化銅(シアン化銅)メッキを行う点が参考になります
亜鉛を銅メッキでコーティングしてから硫酸銅のメッキを行うことはテクニックとして応用が出来そうです
感動した!

YouTube
石を金属でコーティング 銅メッキのレベリング作用

硫酸銅水溶液のメッキの特徴、厚いメッキが出来るサンプルとして勉強になります

YouTube
いろんなメッキをかけました アルカリ性の銅メッキ

アルカリ性のメッキ液、重曹を溶かしたメッキ液が参考になります

YouTube
※絶対やってはいけない【硫酸】に【水】を入れる!やってみた!

硫酸銅水溶液を使ったメッキ液の希釈の危険性として参考になります
硫酸に水を入れるのは危険です。爆発します。ご注意下さい。


サンポールの代わりに重曹水を使ったアルカリ性のメッキ

亜鉛に酸性メッキを行うと亜鉛が腐食していきますが、アルカリ性メッキは腐食なくメッキが行うことが出来ました
(亜鉛は酸とアルカリに溶ける性質があるそうです)

現在、亜鉛にdiyメッキが出来ることが成功しただけで、この重曹水メッキが下地としての実用性があるかはわかりません。
厚みがどの程度まで出せるか、厚み輝きを出す酸性銅メッキ(硫化銅)に耐えれるか、ニッケルメッキの酸性に耐えれるか、未知の点が多いですが、エアガン、モデルガンをより安価に楽しむ手助けになれば幸いです。  

Posted by 拳銃墓場 at 10:07Comments(0)plating