2023年03月08日

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤


昇降圧コンバータ mdskgang amazonで二個セット千円の物を購入 usb接続で電池の充電が不要。
直流のためメッキの電源に利用でき、作業が楽になりました。
Vボルトの調整が出来て電池より調整の幅が増え、9Vで亜鉛に対し銅のストライクメッキが可能になりました。
電池の場合単1電池一個が1.5Vなので直列で六個、千円を超える電池代が昇降圧コンバータのお陰で低く抑えることが出来ました。

使用した際の癖として注意すべき点がありました。
1 電気が流れる状態(メッキの+マイナスにクリップを噛ませた状態)で9V設定(高いボルト設定)でpowerのスイッチを入れると液晶画面がoffからボルトの表記に切り替わらず電気が流れていない状態になる

この状態ではいくら基板のpowerをonにしても電気が流れずメッキができない。

対策 クリップを噛ませていない状態で基板のpowerをonにして、数字表記(V数)を0に近い低いボルト数にして、その後クリップを噛ませる。
調節ダイヤルを回して高いボルト数にするることでメッキが出来るようになります。

高いボルト数の時に電気の流れが変わると機械的にoffになるようです。
メッキ中に菜箸でクルクル亜鉛を動かす分にはoffにはならないのですが、マイナス側のステンレスのかすあげを液体から引き上げて再度液体に戻した際に高いボルト数だと確実にoffになります。

これに気付かず亜鉛の成分をメッキ液に溶かし込んでしまい、銅メッキ液でスラッジ煤黒ずみが発生して、研磨したシャーシを駄目にしてしまいました。
スチールブラシでスラッジを落として何度か試行錯誤して癖が掴めたのですがシャーシは傷だらけになっています。

メッキ液に亜鉛を溶け込ませると黒ずみの原因となるだけではなく、黒ずみはメッキ物(亜鉛)との間に電池を作り対象を腐食していくようです。

昇降圧コンバータの動作の癖が掴めず、メッキが掛からない、電気の流れていない状態でメッキ液にシャーシをつけ込むことで、亜鉛の溶け込んだ最悪のメッキ液を作ってしまいました。

亜鉛への銅メッキの際に黒ずみが酷い場合、亜鉛が溶け込んでいるため、メッキ液を新しく変える必要があります。

注 上の青いメッキ液の画像は重曹水を使った銅メッキです

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

亜鉛に黒ニッケルメッキ試行錯誤

ニッケルリボンを+とマイナスに配置して二時間重曹水に電気を流してメッキ液にニッケルを溶け込ませる。
ニッケルのリボンとスズ99%のはんだをプラスに配置して、重曹水で銅メッキ後のシャーシにメッキをしてみました。

ニッケルが7にスズが3の割合で黒ニッケルになるとの事で試してみました。
+側のニッケルとスズの重さ7:3にしましたが、流れる電流が7:3ではないかとの疑問も持ちながらも黒くメッキができました。
ブルーイングの代替としてハイキャパ1911のグリップセーフティ、メインスプリングハウジングの黒染めにも使えそうな色合いです。






同じカテゴリー(plating)の記事画像
亜鉛にセスキ炭酸ソーダでメッキ
DIY銅メッキを亜鉛に行うことに成功 サンポールを重曹水に変えただけ
同じカテゴリー(plating)の記事
 亜鉛にセスキ炭酸ソーダでメッキ (2023-09-02 17:39)
 DIY銅メッキを亜鉛に行うことに成功 サンポールを重曹水に変えただけ (2023-01-05 10:07)
Posted by 拳銃墓場 at 11:45│Comments(0)plating
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。