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Posted by ミリタリーブログ at

2020年09月21日

STIPPLING g17gen4 saa(3)



当blog御覧頂きありがとうございます。
本日完成致しました。
今回は完成写真まで一気に書き進めていきます。





スライドロック部の加工です。
三角のサポートハンドの親指の掛かる部分、上側の三角は、スライドに対して段差が無くなる所まで削り込みます。
スライドに対して段差がある場合、指の掛かりが悪くなり、親指が滑り外れやすく、せっかくの三角の削りが見た目だけの物になってしまうからです。
彫り込んだ深さにより生まれるフレーム側の段差が重要な役割を果たしています。



削り込みが大まかに終わったら、ガイアノーツの薄め液で、白色と赤色のフレームに書いた目印を落とします。
ホームセンターで売られている薄め液を、成分にそんな差はないだろうと、ガイアノーツの薄め液と同じ使い方をして模型を駄目にした経験があります。
ガイアノーツ以外の薄め液を使った際の結果は申し訳ありませんが保証はできません。



マスキングをしながら調整の削りをします。



フレームに、この位段差が出来ています。
gen3の場合、フレームが厚い為、これよりも深く削ります。







STIPPLINGを始めるために、小手先を自作します。
白光の4ミリを加工しています。
補足ですが、熱の伝導率が適当ですが、銅が400、アルミ真鍮が200、鉄が100ぐらいです。
オリジナルの小手先を作る場合、伝導率が低い鉄はお勧めしません。









STIPPLING始めます。
マスキングした部分は瞬間的に小手先が触れても溶け出すことが無いため、保護の為に貼り付けております。
ガイドラインをフレームに引いてSTIPPLINGした場合、溶けたフレームが色を内部に取り込んでしまい、色落としが不可能になります。
油性の白、赤、鉛筆もなります。
黒色フレームでは目立ちにくいですが、tanではとても目立ちます。
そのためマスキングテープをガイドに使っております。
一列目は縦横交互にSTIPPLINGして行きます。
二列目から最初に縦の二本線を引き、次に横の二本線を引いて行きます。
この際に先に引かれた線を潰すように引くことで正方形の形が作られます。
線を引く順番が大事で、横を引いてから縦を引いた場合、正方形が形作られません。

縦一方向、引き終わったらニッパーでバリをとります。
その後、横方向引いた後、バリを取ります。
縦横引き終わった一列からバリを取るのはバリがニッパーに干渉して手間が掛かるようになります。



フレーム後部はとても薄いため薄くSTIPPLINGしています。





このような狭い部分にSTIPPLINGするのは難しいです。
今回のようなbucket模様は二本線を引けば良いというものではなく、二本の線を引いた周囲の線が正方形を作る手助けをしてくれています。
狭い場所では二本線の周囲の線が引くことが出来ない故に、汚く見えるということが起こってしまうのです。





STIPPLING終了です。
曲がらないように、確認を行いながら線を入れて行くため、数時間かかります。
火事にならないよう物のない広い場所で、コーヒーなど落ち着ける物を用意して、根を詰めずに作業することが一番のコツかもしれません。

今回は一度やって見たかったSTIPPLING部分とフレーム部の色分けした塗装を行ってみました。
インディ様のコヨーテタンを使用しております。
薄め液で色を簡単に落とせるためセラコートとは違って気分で色を変えれて、これはこれで良い物だと思います。









g17gen4 saaのSTIPPLINGはこれにて終了します。
皆様のカスタムのお役に立てる事が出来たならば幸いです。
  

Posted by 拳銃墓場 at 00:59Comments(0)