2020年09月27日
STIPPLING g19 gen3 saa(2)

当blogを御覧頂き誠にありがとうございます。
本日は前回の続きの加工を紹介させて頂きます。





マスキングをしてフレームの削り込みをしています。
サンディングビット120番でラインギリギリまで削り、その後ハイスビットでラインを整えます。
注意点として、1911で言えばグリップセフティに当たる場所にはシャーシ固定ピンの穴や内部構造の関係で薄くなっている部分があります。
削り過ぎるとSTIPPLINGの時にフレームを貫通することがあります。
軽く表面の模様を取る程度に削りました。




トリガー後部の両サイドを削り込みます。
フレームにガイドラインを引きます。
トリガーセフティの当たる部分は削らないようにマスキングを行っています。
またノックバックが加工の際、よく起こる箇所です。ルーターのチャック部が擦ることも起こります。そのためフレームにしっかりとマスキングを行っています。
三枚目、四枚目の画像は削り始めの物です。
1911の様に両側面同じ形を作るために、コンタクトレンズのような半円形状を意識しながら、削ります。
ここで同じ程度の半円を作ると両側面の形状の誤差が少なく掘れます。





トリガーサイドの削りから始まり、スライドロック下を削っています。
トリガーガード上部も削りこみます。


バフで磨いて傷や凹凸を確認しています。





曲面で凹凸を取るのが大変なため、120番、240番で形を出した後、320番で全体的に磨き、スポンジやすりをビットに巻いて、180番から1200番まで番数を上げて行き、最後にバフで仕上げました。




スライドロック部に三角の彫り込みにを行っています。。
ハイスビットを用いて抉り込んだ三角を掘っています。



作業にのめり込見過ぎてトリガーガード下の斜めの削り込みの写真を撮るのを忘れてしまいました。申し訳ありません。
大まかな削り込みが終わったためガイドラインを薄め液で洗い落とした後の画像です。
全体として加工の半分が終わった所です。
今回行ったトリガーガード側面の削り込みは、トリガーに指が1ミリ程深く届くようになる効果があり、確実なトリガーセフティの解除が行われ、操作が格段によくなる物です。
このカスタムに慣れてしまうとsaiのフレームに物足りなさを感じるほど操作性が向上します。
ノーマルトリガーで撃っていて楽しさを感じれる一丁が出来上がります。
本日の加工はここまで進み、次からは半田ごての出番となります。
それではここら辺で失礼致します。
皆さまのカスタムの役に立てたなら幸いです。
Posted by 拳銃墓場 at
00:33
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