2021年07月17日
Bowie Tactical Concepts Glock
この度はdiy stippling roomをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回はBowie Tactical Conceptsのグロック作製を記事にしたいと思います。
フレームの中空にフレーム破片を溶融させて詰め込み終わった画像です。
「1911ユーザーのためのグロックカスタム」の記事を参照願います。
削り込みを行っています。
フレーム内部のマガジン後部接触部分、フレームの柱に当たる削ってはいけない部分をホワイトラインで目印を付けております。
このギリギリの所まで削り1911のアングルに出来うる限り近づけます。
今回はBowieのカスタムのビーバーテイルを行いたいと思います。
フレームにしっかり食い付くようにヤスリで親指の付け根が当たる部分を荒らしておきます。
またマスキングをしてフレームの食い付いて欲しくない部分を保護しておきます。
ピンセットでフレーム破片をつまみ、はんだごてで溶融させて肉盛りを始めます。
グリップ後部の削り出した部分の気泡、詰め込みが甘かった部分にも、フレーム破片を溶融させて穴埋めを行います。
肉盛り直後の画像です。
肉盛り時はリアシャーシを取り付けながらの方が、フレーム内部に溶けたポリマーが入り込まないので取り付けながら作業します。
削り出した画像です
ダイソーの百円の酸化アルミの砥石ビットになります。
はんだごてにつけて一度焼いた後、中心の固定部を焦げさせてからステンレスの軸棒を引き抜き、熱伝導の高い銅の棒に入れ替えた物になります。
この小手先でグロックの素のテクスチャに近い、梨地のテクスチャをビーバーテイルに焼き付けます。
温度の設定が大事で、パワーコントローラでフレームを溶かすか溶かさないかの境界に調整して梨地模様を焼き付けます。
この作業の際にはジャンクフレームを用いて、小まめに焼き付けを確認して行うことを推奨します。
こんな感じになります。
テカリがなくマットな状態です。
Bowie Tactical ConceptsやCold Boreのカスタムでは、削り出した部分を出荷時のグロックの模様と見た目の区別がつかないぐらい同じ物にするカスタムがあります。
テカリがあれば少し誤魔化せるのですが難しいです。
KGガンコートを硬化剤を混ぜて八十度で焼く実験をしているのですが、うまく作る事が出来たら、記事にしたいと考えています。
スティップリングを始めます。
今回の小手先の画像です。
銅の丸棒4ミリから削り出しています。
フレームにマスキングをして焼き付けて行きます。
細く細かくするか、荒くするか力加減で全く別の
模様になります。
完成をイメージして力のいれ具合を調整するのが重要です。
上の画像は力が入り過ぎて、Bowieより荒くなっています。これよりも細く細かい模様が理想です。
焼き終わりました。
組込画像になります。
おまけで同時に作っていたBowieグロックになります。
完成後の感想です。
このグロックはとにかく構えれば手の延長のようにターゲットをポイントします。
1911を使っている人ならば解る独特の一体感が再現できた一丁となっています。
現在取り組んでいるのがグロックの素の模様に近い模様を作ることです。
その上で重要なのが色調と考えており、入手性の高いKGガンコートを用いたフレーム塗装を模索しております。良い作製結果がありましたら記事にしたいと考えています。
この度はdiy stippling roomをご覧いただき誠にありがとうございます。
皆様のカスタムの役に立つ事が出来たなら幸いです。
それでは失礼致します。
Posted by 拳銃墓場 at 15:39│Comments(0)