2021年07月08日
1911ユーザーのためのグロックカスタム

この度はdiy stippling roomをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は1911ユーザーのためのグロックカスタム、グリップのストレートリダクションを記事にしたいと思います。

縦に撮った画像ですが横になってしまい申し訳ありません。
現在グロックをストレート化する方法は多数あります。
画像のグリップアダプタ、polymer80グリップ、sai bluグリップ等、他にも複数存在しております。
ただ、そこに問題があるとしたら、どれも既存のグロックフレームに盛り付けを行ったような設計で、グリップがスリムになっていないことです。
この問題が解決したグロックが実銃の世界にはあります。
BTC Bowie tactical concepts,cold bore customsのグロックです。
このメーカーのカスタムグロックは既存のフレームから後部の膨らみを取り除いたスリムでストレートなグリップとなっております。
このカスタムを真似しようと、これまでグロックに満足いかない1911ユーザーは数々の方法でカスタムを行ってきました。
薄くグリップを削るもフレームに穴が空くまで削らねばBTC、cold boreのグリップアングルには到達しない。
ならばとヒートガンで熱してへこませるも溶けかかったフレームは思うようには形を変えない。
それならとエポキシ樹脂をグリップ後部に注入し削るも、スティップリングがエポキシには行えない。
そこで今回新たなカスタム方法を提示してみたいと考えております。

スティップリングの練習に使ったジャンクフレームをバラバラに刻みます。

はんだ小手に銅の丸棒を取り付けます。
これでフレーム後部の中空にフレームの砕片を溶かし押し込んで行く方法です。

フレームにはリアシャーシを組み込んでおります。
これが組み込まれていないと、ところてん式に抜けてしまうので注意が必要です。

食いつきをを良くするため内部をヤスリでザラザラにします。

全部押し込んだ状態です。
加工を行った結果から、銅の丸棒の先端は半円状に削りこんだ方が加工し易かったです。
また溶かすフレームの砕片は米粒サイズ、丸棒の先端で潰せる位が、気泡の出来ない加工のしやすすい大きさです。

削りこんでいきます。
ここで出る削りカスは次のフレーム加工ストレート化に使えるので保存をお勧めします。

気泡をはんだごてで削りかすを溶かし、埋めた画像です。


目印にテープを貼り付けスティップリングを開始します。
今回はcold boreのflatを行おうと思います。




完成です。スティップリング後、塗装をしております。


組込画像になります。
flatのスティップリングは畳や引き戸の引きやすくなるテープの感触で別のパターンに作り直そうと考えております。
グリップアングルは1911と同じ感覚で使えて、それでいてマガジンチェンジの際、グリップを崩すこと無く素早く行えます。
この弾数と操作性のある1911はWilsonの新規設計された1911やstiでしか手に入れる事が出来ません。
1911使いの愛銃の一丁として、今回のグロックはどうでしょうか。
この度はdiy stippling roomをご覧いただき誠にありがとうございました。
皆様のカスタムの役に立つ事が出来たなら幸いです。
それでは失礼致します。
Posted by 拳銃墓場 at
01:13
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